美加奈のCD(Mikana's CD)
なんと美加奈は、作曲家でもあるのだ!
(今まで出した作品集のCDのライナーノーツをのせますから、皆さん、ぜひ、最後まで読みとおしてくださいね。)
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No.1 桜変容
柳井美加奈のメランコリックな筝曲に寄せて
大日本家庭音楽会出版社
代表取締役 坂本正彦

柳井美加奈の筝の世界には不思議な魅力がある。
それは霧深い湖とその底から吹き上げる情念。
また暗闇と妖艶に舞い落ちる桜のように相反する二つのイメージが
交錯するときに発する美しさがある。
聞く人は、暗く、メランコリックなモティーフが吐息のようにリフレインされる中で、
次第に”柳井美加奈”の世界へと誘われていく。
初めて彼女の音楽を聴いたとき、私は中原中也の詩を思い浮かべた。純粋さを
あまりにも追い求めたがゆえの現実との相克から生まれた
あのメランコリックな文体を・・・・・・・。

従来の筝曲に全くなかった象徴詩適世界を柳井美加奈は筝で表現してみせる。
氏のメランコリックなメロディーには気高いナルシシズムの匂いが漂う。
この曲集が発売されて”美加奈”ファンが多くなることを念じながら、
ふと、彼女も中也のように帽子が似合うかも知れないと思った。



同業者のライナー・ノーツは書きにくい

この作品は、作曲者の実験的な試みのように思える。筝曲の新作は作曲者の
手になるものが多いと見受けられる中で、演奏自身の作曲というのは
今日では希有である。
しかしながら、近代において宮城道雄という演奏者であり作曲者であった秀れた
音楽家がいたことを考えると、その後筝曲の演奏家達の世界では一体なにが
おこっていたのであろうか、と素朴に疑念を持つ。
世界に存在する筝や琴と呼ばれる楽器で演奏される音楽とその奏法は多様で
あり、実に豊かな表現に満ち溢れている。
その全容に目をやるとき、はたして日本筝を取り巻く世界はどう見えるのであろうか。
音楽が今を生きる人間の心を豊かにするものでないとしたら、
子々孫々の人々にそれが生きたまま伝わっていかないとしたら、
人々の心に響かないものだったら、
といった問いかけが本気でなされる必要があると僕は感じている。
少なくとも、ここで演奏されている作品には僕の魂を揺さぶったものが
あることだけは確かである。
このような音楽家が雨後の竹の子の如く出現する
将来はくるのであろうか。

坂田 明


発売元
  
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青山のカワイ楽器にもおいてありますので是非お聴になって見てください
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